久々の投稿です。
2021年5月から9月半ばまで、ミヒャエルは札幌にある結婚式場、宮の森フランセス教会にて、パイプオルガンのオーバホールを手がけました。
歴史が刻まれていたオルガンは、本当に珍しいもので、約1870年ころに製作されただろうと推測しています。
いくつのかの証拠として、
人力で空気を送る装置があった。
オルガン奏者が送風する人へ送る合図の鈴がついていた。
これだけでも、博物館に置けるくらいすごい物なのに、北海道札幌にあり、そして今も使用され続けているという。そして音がならなくなってきて、ミヒャエルにご相談くださったのです。
ミヒャエルの職人魂に火が付きました。
『どんな音なのか聴いてみたい』という、その思い一心で、一つ一つのパイプをよみがえらせました。
先日、お披露目会があったので、その時の模様をビデオに納めました。
音がよみがえりました。
これからもずっとオルガンの歴史を語る貴重なオルガンとして、たくさんの方々にその音を聴いていただけたらと願っています。