パイプオルガンの魅力

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パイプオルガン

 

 

 

 

 

 

パイプオルガンとは、一体どんな楽器なのでしょうか。

魅力を少しだけお伝えします。

 

パイプ1本ずつに、個性がある。

例えば、Flute4などのストップ(鍵盤の横にあるスイッチのようなもの)には、フルートの音が奏でられ、他のパイプの大きさや太さの音と共鳴します。フルート管は暖かな音を織りなしています。

 

人の声に近い楽器

人が神を賛美するために作られた楽器で、人の声に近い楽器と言われています。全部のストップを引き出して、全部のパイプを鳴らすと、本当に音が生きているように感じます。

 

建物と共鳴する

パイプオルガンは、建物の構造に合った形で音が作られます。建物のデザインにも合うようにも作られるので、建物がまず出来上がってから、オルガン職人は、その場所に立ちデザインを考えます。頭の中は、数多くの計算式でいっぱいなのです。

ヨーロッパへ行くと、教会のオルガンは、バルコニーなどに置かれます。祭壇と向かいあうように設置され、会衆が祭壇に向かって座る時、オルガンに背を向ける形になります。職人ミヒャエルいわく、人は背中で感じるのだそうです。要するに、神様の声として届く音が、人々の背中で感じられ、心に届くようになっているのです。

 

職人ミヒャエルが作り出す音は、人の心を包み込むような音がします。その場所を訪れた人にしか分からない共鳴する音があります。またその人個人に語りかけられるような音でもあります。

 

本物の音は、本物でしか織りなせない。

電子オルガンの音では、真似できない音があります。チェンバロも同じです。弾き手の心が直球で投げかける音は、本物の楽器でしか出せないのです。

 

オルガンの魅力、少しだけ分かっていただけたら幸いです。皆さんの心の底にある穴ボコがもしあるならば、オルガンの音を聴いてみてください。

 

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